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2007年11月17日

Josh Ritterの『The Historical Conquests of Josh Ritter』が踏み出した新しいシンガーソングライター像

SSW(シンガーソングライター)という言葉がアメリカで使われだしたのはJackson Browne辺りかららしいですが、日本では加山雄三が草分けだそうで(※Wikipedia参照)。

自分がシンガーソングライターと聞いてまず頭に思い浮かぶのは、Bob Dylan。比較的新しい人でと言われればRyan Adams。どうしてもイメージとしてフォーキーでルーツミュージック(例えばカントリーミュージック)のテイストがあるアーティストが思い浮かぶし、それがパブリックイメージなのかもしれません。
意味合いでいうならば、例えばPaul McCartneyもシンガーソングライターなのですが、どちらかというとロックスター、まあPaulの場合はポップスターの方が何となくしっくりくる気がします。
だから日本においては加山雄三よりも吉田拓郎の方がイメージとしてはしっくりくるし、日本においてはルーツミュージックは演歌なのだから、演歌や歌謡的な要素を含むフォークシンガー=シンガーソングライターというイメージなのではないでしょうか。


という事で今回は自分が今一番お勧めするSSWに関して。

Josh Ritter『The Historical Conquests of Josh Ritter』が素晴らしい。

自分がJosh Ritterを知ったのは国内盤も昨年発売された前作『The Animal Years』で、これも本当に良い作品でした。
Josh Ritterはデビューが1999年ですが既にアルバムを5枚発表(ライブ盤を入れれば6枚)しており、2003年にサードアルバム『Hello Starling 』を出した後は、矢継ぎ早に作品をリリースしております。
Josh Ritterはメジャーデビューするまでの下積み時代は、色々と苦労したようで、その経験がJosh Ritterの好調な現在の肥やしになっている事が音楽からも感じ取れます。
Josh Ritterの書く歌詞は映画を見ているような非常に情緒豊かな詩集でもあり、フォークの中にトラッドを忍ばせた楽曲に非常にマッチしています。

ジ・アニマル・イヤーズ
ジョシュ・リッター
B000EOTGL6


最新作『The Historical Conquests of Josh Ritter』Josh RitterのSSWとしての才能が爆発した集大成的作品であるの同時に非常にとっつきやすい作品で、多くの人から受け入れられると思います。
例えば、ギターポップ的なサウンドを好んで聴く人は、まずシングルにもなった「Right Moves」を聞いてみて下さい。振り切るようにポップなこの曲はこのアルバムの中でも輝いているし、Josh Ritterが単なるフォークシンガーの域を超えた存在である事が一発でわかるポップソングです。

試聴はMySpaceで出来ます

実際のところ今作『The Historical Conquests of Josh Ritter』はよりポップなフィールドを意識した作品になっているし、フォークやトラッドは隠し味程度に感じる曲が多いのですが、その事がよりJosh Ritterの懐の広さを感じさせており、アレンジが多彩になった事で取り散らかっているものの、それ以上に見せた新境地が魅力的だし、ライブでやると映えそうな曲が多いのも特徴的の様に思います。

The Historical Conquests of Josh Ritter
Josh Ritter
B000TD9LE4

前作『The Animal Years 』は国内盤を買ったので詞の世界観も堪能できたのですが、今作『The Historical Conquests of Josh Ritter』はボーナスディスクに惹かれて輸入盤を購入しました。英語ですが歌詞は付いていますので、詞の世界観はじっくり時間を掛けて読み解いていきたいと思います。


既にお気づきの方はいらっしゃるかと思いますが、Josh RitterのルーツにはBruce Springsteenが佇んでいます。
Josh Ritterが最初に評価されたのがアイルランドなのも決して偶然ではないし、Bruce Springsteenがそうであった様に、何かのきっかけで爆発的にアメリカや日本で評価が高まるのも時間の問題のような気がします。
大げさかもしれませんが、Josh RitterこそがBob DylanBruce Springsteenを継承し、Paul McCartneyへの架け橋になるアーティストになるかもしれないと思っています。

そしてJosh Ritter『The Historical Conquests of Josh Ritter』で見せた変化こそが踏み出した大きな一歩なのだと思います。


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