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2007年10月08日

カバーアルバムの原点を考える『Radio 1 Established 1967』

以前より話題になっていますので、既にご存知の方が多いと思いますが、イギリスのラジオ局であるBBC Radioの開局40周年を記念したコンピレーションアルバム『Radio 1 Established 1967』が発売されています。
これはBBC Radioが開局した1967年から2006年までのヒット曲を様々なアーティストがカヴァーするという企画で、豪華な参加アーティストと楽曲で話題になっています。


という事で何はともあれトラックリストから。


Disc1

1967年 Flowers In The Rain (The Move) by Kaiser Chiefs

1968年 All Along The Watchtower (Jimi Hendrix Experience) by The Fratellis

1969年 Cupid (Johnny Nash) by Amy Winehouse

1970年 Lola (The Kinks) by Robbie Williams

1971年 Your Song (Elton John) by The Streets

1972年 Betcha By Golly Wow (The Stylistics) by Sugababes

1973年 You’re So Vain (Carly Simon) by The Feeling

1974年 Band On The Run (Wings) by Foo Fighters

1975年 Love Is The Drug (Roxy Music) by Kylie

1976年 Let’s Stick Together (Bryan Ferry) by KT Tunstall

1977年 Sound & Vision (David Bowie) by Franz Ferdinand

1978年 Teenage Kicks (The Undertones) by The Raconteurs

1979年 Can’t Stand Losing You (The Police) by Mika

1980年 Too Much Too Young (The Specials) by Kasabian

1981年 Under Pressure (Queen & David Bowie) by Keane

1982年 Town Called Malice (The Jam) by McFly

1983年 Come Back And Stay (Paul Young) by James Morrison

1984年 Careless Whisper (George Michael) by The Gossip

1985年 The Power Of Love (Huey Lewis & The News) by Pigeon Detectives

1986年 Don’t Get Me Wrong (The Pretenders) by Lily Allen


Disc2

1987年 You Sexy Thing (Hot Chocolate) by Stereophonics

1988年 Fast Car (Tracy Chapman) by Mutya Buena

1989年 Lullaby (The Cure) by Editors

1990年 Englishman In New York (Sting) by Razorlight

1991年 Crazy For You (Madonna) by Groove Armada

1992年 It Must Be Love (Madness) by Paolo Nutini

1993年 All That She Wants (Ace Of Base) by The Kooks

1994年 You’re All I Need To Get By (Mary J Blige) by Mark Ronson

1995年 Stillness In Time (Jamiroquai) by Calvin Harris

1996年 No Diggity (Blackstreet) by Klaxons

1997年 Love Fool (The Cardigans) by Just Jack

1998年 Ray Of Light (Madonna) by Natasha Bedingfield

1999年 Drinking in LA (Bran Van 3000) by The Twang

2000年 The Great Beyond (REM) by The Fray

2001年 Teenage Dirtbag (Wheatus) by Girls Aloud

2002年 Like I Love You (Justin Timberlake) by Maximo Park

2003年 Don’t Look Back Into The Sun (The Libertines) by The View

2004年 Toxic (Britney Spears) by Hard-Fi

2005年 Father & Son (Yusuf & Ronan Keating) by The Enemy

2006年 Steady As She Goes (The Raconteurs) by Corinne Bailey Rae



全曲を解説するのはあれですので、目立ったところを雑感程度に・・・

このコンピレーションの面白い部分は、年代順に曲が並んでいるという部分で、年代的に古い曲でも比較的新しいアーティストがカバーしている事で幅広いリスナーが楽しめる内容になっており、この選曲方法は非常に効果的だったのではないかと思います。

このアルバムを大別すると(まあ大抵のカバー曲はこんな感じに大別出来るのですが)選曲の妙で楽しませている「Your Song (Elton John) by The Streets 」「All That She Wants (Ace Of Base) by The Kooks」「Toxic (Britney Spears) by Hard-Fi 」の様なパターンと、いかにもなカバーである「Sound & Vision (David Bowie) by Franz Ferdinand」「Lullaby (The Cure) by Editors」「Don’t Look Back Into The Sun (The Libertines) by The View 」などのパターンに分かれるのですが、前者は意表をついたつもりがアイデア倒れで意外と面白みが無かったり、後者は意外性が無さ過ぎて印象に残らなかったりで、カバー曲として成功とはいえない出来になったりもしますので、カバー曲も中々難しい部分があります。
しかし、今回の『Radio 1 Established 1967』は全体的に出来の良いカバーがバランス良く並んでいますので、数あるカバー曲のアルバムの中でも質の高いものだといえると思います。

ダンス系の曲で特に印象に残ったのは「Careless Whisper (George Michael) by The Gossip」「Stillness In Time (Jamiroquai) by Calvin Harris 」(Calvin Harrisは才能がある人だと思うけど日本では評価が低い)。

ベテラン勢では貫禄の出来の「Band On The Run (Wings) by Foo Fighters」「Love Is The Drug (Roxy Music) by Kylie」(KT嬢と並べちゃうとKT嬢が可愛そうですね)。

微笑ましかったのは「Town Called Malice (The Jam) by McFly」「Don’t Look Back Into The Sun (The Libertines) by The View」で、特にThe Viewはそのまんまのカバーだろうなと思っていたのですが、原曲に忠実なものの微妙にアレンジを加えており、The View特有のポップさが感じられ、原曲に忠実にカバーしながらもアーティストによって曲のイメージを変える事が出来るという好例だと思います。

UKの新人バンド勢の中ではThe TwangThe Feeling辺りが好感を持てるカバーで、他にもThe Streetsの見事な外しっぷりに笑わせてもらったり、名曲「Teenage Dirtbag(Wheatus)」Girls Aloudが女性目線の歌詞でカバーしていたりと聴きどころが満載になっています。
何故か「Teenage Kicks (The Undertones) by The Raconteurs」だけがlive音源で、統一感を殺いでいますが、まあそこはご愛嬌の範囲で。


という事で、つらつらと書いてしまいましたが、40曲入りのボリュームと色々な意味で聴きどころが満載な内容を考えれば、お買い得な二枚組だといえますので、興味のある方は聴いて見て頂きたいもんです。


amazonなら10/8現在2,863円ですね↓
amazonは価格変動が激しいですが、恐らく最安値だと思います。
Radio 1
Various Artists
B000VRVTSO



欲をいえば、このアルバムから素晴らしき原曲にたどり着いて欲しいと思っています。

それこそがカバー曲が果すべき一番の役目だと思いますので。



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この記事へのコメント
このカヴァー・アルバムは本当にオススメです。

年代順に並んでるので、“コレこの年だったのか”と
再確認もしくは知ることができるのは嬉しいし、
ありがたいです。

さらに、jojoさんもおっしゃられてるように
歴代の名曲を比較的新しいアーティストが
カヴァーしているので、オリジナルを知らない
若い世代のファンも楽しめ、さらに最近の
アーティストをチェックしていなかった往年の
洋楽ファンが新世代アーティストを知ることが
できる幅広い世代が楽しめる1枚ですね。

私も今聴きながら、勉強しております・・・。

*2曲セレクトされているマドンナはやはり
現代最高峰のポップ・スターだと再確認。
Posted by arai at 2007年10月10日 21:13
>araiさん

いや、ホントこのアルバムは割り切って年代順に並べているのが功を奏していますね。

>マドンナはやはり現代最高峰のポップ・スター

この辺も面白いですね。
その理論だとBryan Ferryも再評価されるべきかもしれません。

あとNatasha Bedingfieldのマドンナのカバーは彼女の歌唱力が際立ってますよね。
日本ではファーストアルバムのジャケのせいでアイドルみたいな認識のNatasha Bedingfieldですが、個人的には日本でももっと人気が出てもいいのかなと思っています。
Posted by jojo(管理人) at 2007年10月11日 23:28
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