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2007年09月21日

日本語とBruce Springsteenと馬場俊英の『青春映画が好きだった』

自分にとってはリアルタイムでないですが、70〜80年代のアメリカのロックアーティストといえば、Bruce Springsteenの名前をあげる人が多く、実際に40〜50代の方とお話しする場合には必ずといって良いほど名前があがります(ちなみに30代〜40代の方にとってはHuey Lewis & The Newsのイメージが強いそうだ)。

Bruce Springsteenが素晴らしいのは、今なお現役で瑞々しい作品を作り続けている事であり、その歌詞のメッセージ性を含め高い次元での音楽活動を継続しているところだと思っています。

そんなBruce Springsteenがもうすぐ発表する新作『Magic』はどうやらロックンロールに回帰した意欲作らしいので、かなり期待しています。

Magic
Bruce Springsteen
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さて、今回は「日本のBruce Springsteen」とまでは恐れ多くていえないまでも、素晴らしい日本のシンガーソングライターである馬場俊英のご紹介。

馬場俊英の新作『青春映画が好きだった』は紆余曲折あった馬場俊英の音楽活動の集大成のような内容になっています。

キャリアは長い馬場俊英ですが、レコード会社(フォーライフ)から一度契約を切られています。しかし、自主レーベルでの活動や地道な楽曲提供(なんとボブ・サップのデビュー曲の作詞・作曲などなど)の後、再びフォーライフと契約。シングル「BOYS ON THE RUN 4 SONGS」でメジャー復帰を果しています。
「ボーイズ・オン・ザ・ラン」という曲をコブクロがカバーしたり、NO PLANに楽曲を提供した事で知名度が徐々にあがった為、馬場俊英の存在が語られることも増えたと思うのですが、今回のアルバム『青春映画が好きだった』が彼のキャリアにおいて決定打になる可能性は高いです。

馬場俊英の書く歌詞は、同世代の中年男性の人生を投影したものが多いのですが、別にカッコつけているものでもなく、ただ淡々と流れていくものが多く、日本語にすると非常に押し付けがましくなる一線を超えない事に好感が持てます。これは馬場俊英独特の柔らかな節回しによる部分も大きいのですが、馬場俊英の曲には嘘臭さを感じないですし、楽曲と歌詞がすんなりと耳に入ってきます。
この事が結果的に多くの人を惹きつける理由になるのだと思います。
音楽的には山下達郎的で丁寧なポップミュージックもあれば佐野元春をイメージさせる楽曲(つまりBruce Springsteen)もあり、非常に丁寧に作られている印象。
楽曲自体ががまとまっている為、歌詞もすんなりと溶け込んでいるのですが、アコースティックで暖かいけど剥き出しで心に沁みるような歌詞が従来の馬場俊英の持ち味ともいえますので、これはインディーズ時代からのファンにとって見れば物足りないサウンドなのかもしれません。
しかし、名曲「人生という名の列車」馬場俊英を知った自分のようなリスナーにとっては、とっつきやすい作品ともいえるわけで、この作品から馬場俊英の過去の作品を聴くのもいいかもしれません(インディーズ時代の作品も再販されてますので簡単に手に入りますし)。


日本で生まれた自分にとって、英詞を完全に理解する事は出来ないわけであって、Bruce Springsteenがヴェトナムから帰還した兵の苦悩を歌っても、その歌詞が持つ本来の意味で伝わっているかといえばそうではない部分もあるだろうし、日本人が本当の意味で共感できる歌詞というのは日本のアーティストからしか生まれないのかも知れません。
だから、そういう意味で歌詞が軽視されがちな現在の日本の音楽シーンに大いに不満があったわけです。
いや、もちろん素晴らしい歌詞を書くアーティストは日本にも沢山居るのですが、それが多くの人に届いているかといえば非常に疑問であるわけで、その意味で馬場俊英はポピュラーミュージックという括りの中で、万人が感情移入出来る可能性のある歌詞を書くという意味では久しぶりに歌詞が聴けるアーティストだと思います。

青春映画が好きだった(初回限定盤)(DVD付)
馬場俊英
B000USUKKW



掃除機の中に吸い込めないものが暮らしにあるように

日本の音楽の中でも無くしてはいけないものがあり

どうか馬場俊英のようなアーティストがもっと売れますように



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Excerpt: 青春映画に関する最新ブログ、ユーチューブ、ネットショッピングからマッシュアップした口コミ情報を提供しています。
Weblog: プレサーチ
Tracked: 2007-09-27 11:29
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