amazonでも新曲「ポリリズム」のDVD付き初回盤があっという間に品切れのPerfume。
個人的にも思わず買ってしまうPerfumeなのですが、今回はこの「思わず」の部分を考えてみたいと思います。
この「思わず」の裏にあるのはPerfumeという新しいアイドルのポテンシャルというより、そのマーケティング戦略と一点突端な楽曲による所が大きいのでは無いかと思っています。
まずはマーケティング戦略に必要な価格設定に関してですが、フォーマットとして、この初回限定盤にDVD付きというのは、今ではありふれた手法ですが価格は1,300円(amazonだと10%OFFで1,170円)で、常識の範囲内の価格設定である点(一昔前はDVDシングルという形態もあったのですが)が挙げられます。
今まで見られたCDの価格設定としては、
1、無駄に多くのフォーマットで展開
(例えばCD+DVD盤、初回盤、通常盤A・通常盤B)。
2、カップリング違いの実質二曲入りのシングルを何通りか作り、各1,260円で販売。
3、DVD付シングルが1,890円。
この様にファンに無駄にお金を落とさせるタイプのものも多かったように思います。
これに比べるとPerfumeの価格設定は許容範囲だし、むしろ日本の音楽業界の中では、良心的なものだと思います。
更に、「ポリリズム」の初回限定盤の内、50枚には盤面にメンバーの直筆サインが書かれており、その中から抽選でライブの楽屋へご招待と、ありそうでなかった特典を付ける事で、従来のファンの購買意欲を高めています。
これは顧客満足や広告効果の点から見ても、非常に有効なマーケティング戦略だと思います。
また、何故か全国のヴィレッジヴァンガードのみで特別デザインのものも販売されています(これはアイドルの顔がジャケ写だと買い難い人がいる為だとか何とか・・・)。
「ポリリズム」に、これだけの仕掛けが施されている事で、多くのファンは確実に初回限定盤を注文することになりますし、様々なメディアにニュースとして取り上げられる事で新規のファンを開拓する可能性もあります。
また、Perfumeというグループはレコーディングの際にボーカルに思いっきしエフェクトを掛けている為、ライブでは口パクに頼らざるを得ないという問題があります。
しかしその
アイドル+口パク=歌が下手
という公式を
アイドル+口パク=だけど振り付け楽しいしOK
という流れに持っていけたのが大正解だと思います。
(振り付けが楽しいからDVD付での販売は必然の流れ)
誰もDaft Punkの歌を楽しみにライブを見に行かないのと同じで、、Perfumeが今までに無い独自のキャラクターを形成し、歌そのもの以外の付加価値も楽しめる存在にまで押し上げられている為、ライブでの歌そのものの優先度すら気にならなくなっています。
加えて広島出身の冴えないアイドルグループが、プロデューサー中田ヤスタカの手によって、近未来をイメージさせるアイドルへと成り上がったサクセスストーリーも、アイドルを構成する要素として大きなものとなっています。
中田ヤスタカ自体もヒットドラマ「LIAR GAME」のサントラを手がけたり、鈴木亜美をプロデュースしたりと、身の周りが騒がしくなっていますが、Perfumeを超えるインパクトとクオリティを提供するのは難しいかも知れません。
それほどにPerfumeというグループには様々な要素が詰め込まれています。
ポリリズム
Perfume 中田ヤスタカ

とまあ、書いてきましたがPerfumeの一番の武器は、その楽曲の雰囲気と本人たちのキャラクターの親しみやすさとのギャップだと思うし、今後メディアに登場する事が増えることで、その武器を失わないように願いたいと思います。
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