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2007年02月28日

The Feelingの『Video Killed the Radio Star』と音楽配信の好調

PC向け・携帯向けを合わせた有料音楽配信の売り上げ額が、2006年は前年比56%増の534億7800万円になり、同年のCDシングルの生産実績を上回ったことが、日本レコード協会が2月23日発表した有料音楽配信売り上げ実績で分かった。
ITmediaニュース
少し前のニュースですが、昨今の音楽業界の事情が読み取れる興味深いニュースです。
このニュースだけ見ると、フォーマットの変化による業績回復の明るいニュースの様に見えますが、シングルの売上は激減しているわけですので、音楽業界全体で見てみるとそれほど業績が伸びてるわけではありません。
むしろ心配なのは、有料音楽配信の売り上げの大部分を占める「着うた」等の携帯電話のサービスが頭打ちを迎えた時で、この時に音楽業界全体がどの様な方向転換を図ってくるかによっては、音楽業界の衰退に歯止めがきかなくなるのではないでしょうか?
今の有料音楽配信を支えているのは、若年層の利用者による携帯電話での利用ですので、これだけ一気に伸びた業績は、逆に若年層の移り気な消費動向の変化にも影響を受けやすいといえるでしょう。ですので、勘ぐって見た場合、非常に地盤が緩く危うい構図という見方も出来ます。

近い将来に間違いなくやってくるであろう有料音楽配信の頭打ち。その時にアーティストやレコード会社が、いかに優良なフォーマットやコンテンツを提供出来るか?そして何よりも規制にとらわれた業界のしがらみを破壊出来るのか?
このあたりが鍵を握っていると思います。


さて、The Buggles大ヒット曲『Video Killed the Radio Star』(ラジオ・スターの悲劇)はアメリカで開局したMTVが最初にオンエアしたミュージックビデオとして知られ、ラジオからミュージックビデオへ音楽のコマーシャルの媒体が変化した事を象徴した曲として知られます。

Video Killed the Radio Star
The Buggles
B00003CX1A


また、この曲は様々なアーティストにカバーされている事でも有名です。

最近のアーティストで有名なものを幾つかご紹介すると、良く耳にするPresidents of the United States of Americaのポップなロックバージョンに、Ben Folds Fiveのいかにもなカバーなどがあります。

Pure Frosting
Presidents of the United States of America
B0000062IL

Whatever and Ever Amen
Ben Folds Five
B0007TFGXU


個人的にはエレポップ界の最重要グループErasureの、原曲を更にヴォコーダーで歪ませてキラキラさせたカバーが秀逸だと思います。

Other People's Songs
Erasure
B00007FGIX


つい最近発売されたUKのバンドThe Feelingのカバーは原曲に忠実な仕上がりながらも、自分達の持ち味であるコーラスを生かしたバージョンになっています(シングル「Rosé」に収録)。このバージョンはライブバージョンですが、スタジオ録音に限りなく近いテイクだと思います。シングル「Rosé」のカップリングにはアコーステックで違った趣を見せ、名曲「Swen」の原形になったと思われる「Sewn(Dan's Original Version)」と、これまた名曲の「Fill My Little World」をファンファーレ調にアレンジした小品「Fill My Little Fanfare」も収録ですので、興味のある方はどうぞ。

それにしてもThe Feelingはこれでアルバムからシングルを、「Sewn」「Fill My Little World」「Never Be Lonely」「Love It When You Call」「Rosé」と 五枚切っており(「Fill My Little World」は再発されてるんで計二回発売されてます)、そのバイタリティの高さを発揮してます。
時代に逆行するかのような、アルバムからのシングルカットですが、この様にカップリングにも趣向を凝らした健全な作品が発表されるのであれば、それは素晴らしい事ですし、この様なバンドが存在するという事を多くの人に知って頂きたいと思います。

Rose
Feeling
B000MMMU2W


『Video Killed the Radio Star』は色々なアーティストとリスナーに愛される名曲になりました。

音楽配信が新しいフォーマットの中心となる年に『Video Killed the Radio Star』のような時代を代表する一曲が、果たして生まれるのでしょうか?


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