一見カバーソングは安易に取られがちですが、実は原曲の良さを生かしつつ新たな解釈を加える事は難しく、本当の意味で好カバーといわれる曲が生まれる事は少ないのかもしれません。
日本の音楽業界でも安易にカバー曲が発表されています。
しかもカバーの周期が異様に早く、最近では90年代の曲のカバーが中心のようです。
これは何故かというと、過去の名曲をカバーする場合、そのアレンジ力が問われるわけで、その点からいえば、90年代に日本でヒットした曲はそれほどアレンジを加える事も無く「ちょっとした懐かしさ」と「アーティストの知名度」で売る事が出来る曲が多いからです。
レコード会社側にとってみれば、これは美味しいでしょうしアレンジを加える事のないアーティスト側にとっても楽な事なのかもしれません。
元来、音楽の流行の周期は20年と言われていて、発表から10年後は彼方此方で叩かれ評価を落とすのですが、20年経つと再評価される傾向がありました。80年代にあれだけスルーされていたBeatlesも再評価されましたし、音の軽さから90年代には評価の低かった80年代の音楽も今また再評価されているように思います。
この周期からずれている感のある日本の音楽業界は少し特殊と言えるのかもしれません。
さて、オーストラリアのバンドYouth Groupがカバーした「Forever Young」 はドイツのAlphavilleというグループの名曲です。
忘れてしまった歌が沢山ある
それでもたくさんの夢がゆれている
夢をかなえなくては 永遠に若いままで
「Forever Young」はそんな普遍的なメッセージを伝えています。
Alphavilleは80年代を代表するグループで、1984年に「Big in Japan」が大ヒットしました。
ポップなメロディをシンセに乗せるという、その意味では非常に80年代らしいグループで、日本ではそれほど認知度は高くないかもしれませんが、現在も活動している息の長いグループです。
ちなみにこの「Forever Young」はアメリカでは高校生の卒業ソングの定番として人気があり、様々な場所で歌われています(多分日本でいう“贈る言葉”的な存在かと)。
歌詞の内容といい、いかにも合唱に合いそうな高揚感のあるメロディといい卒業ソングとしての要素を兼ね備えたこの曲ですが、
Forever Young
Alphaville
Youth Groupがカバーしたバージョンは、実に見事なギターロックに変貌を遂げており好カバーと言えると思います。
音的には平坦な原曲をより高揚感のあるアレンジに仕上げ、メロディの良さを十分に生かしています。ベースラインが耳に残るなーと思っていたのですが、それは雰囲気がTHE STONE ROSESの「I WANNA BE ADORED」に似ているからかもしれません。
Forever Young
Youth Group
現在この曲のシングルは手に入りにくいですので、
「Forever Young」収録のアルバムをお勧めしたいと思います。
Casino Twilight Dogs
Youth Group

ドイツのグループの曲がアメリカでヒットし、オーストラリアのバンドがカバーする。それを日本の自分が紹介している。
何だか不思議で感慨深くもあり、素晴らしく素敵な事だなと思うわけです。
Myspaceで試聴も出来るので興味のある方はどうぞ↓
http://www.myspace.com/youthgroupmusic
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これ、カバーだったんですね、でもかなりいい曲ですよね。
確かに『贈る言葉級』のメッセージは有りそうな気がします。
youthgroupは前作の熊ジャケから知ったんですが、
あれもshadowlandでノックアウト。
今作もこれでダブルノックアウトです。
でも出たころはamazonでも3500円〜4000円くらいで
手が出なくて、最近2500円ぐらいになったんで買いました。
俺もなるべく安くかいたいので、
amazonやHMVの通販など、いろんなとこで使い分けていきたいですね、(まだamazonのみ。。。)
こんどそのへんの流通の話をゆっくり聞かせて下さい。
どーも。オーストラリア盤やスウェーデン盤はまだまだ値段が高いです。
HMVが今のところ一番安い気がします。もう少し廉価になれば、良いアーティストが多いだけにドンドン購入できるのですが・・・
クラブヒットは難しいかもですが、Youth Groupの「Forever Young」はホント心に染みます。(原曲にはフロア向きのリミックスもありますが)