今年出たものではAimee Mannのカバーアルバムである「One More Drifter in the Snow」(オリジナルの楽曲は一曲のみ)が良い出来でした。
この手のカバーが中心になるアルバムは、当然ボーカリストの力量が問われる事になります。
私はAimee Mannの、透明感がありながらも凛とした声質がかなり好きですので、必然的にこのアルバムは琴線に触れることになります。
彼女の声を聞くと背筋がシャンと伸びるような気持ちになり、でもそれと同時にどこか暖かい気持ちになります。そんなボーカリストは稀有の存在ですので、興味のある方はぜひぜひオリジナルアルバムを聞いてみてください。
このアルバムを含め、Aimee Mannのアルバムのジャケットは良く分からないものが多いですのでジャケ買いはし辛いですが、毛嫌いせずにどうぞ。
One More Drifter in the Snow
Aimee Mann

ジャケ買いしそうにないジャケ達一覧・・・




さて、二枚目は昨年出たBrian Wilsonの「What I Really Want for Christmas」なんですが、これまたいかにもBrian Wilsonという内容でニヤニヤするしかないんですが、Brian Wilsonのいかにも神々しい声と聖夜のイメージってピッタリなんですよね。
その意味では近年出たものではクリスマスに最もマッチングしたアルバムといえるでしょう。
ちなみに先述のAimee Mannは夫のMichael Pennと「AN ALL-STAR TRIBUTE TO BRIAN WILSON」というDVDの中で「I Just Wasn’t Made For These Times」をカバーしています。
What I Really Want for Christmas
Brian Wilson

最後にクリスマスの楽しさを表現するのなら、Phil Spectorの「A Christmas Gift for You from Phil Spector 」が定番中の定番だと思います。所謂、ウォール・オブ・サウンドの総決算的なアルバムともいえますし、ガールズグループだけの枠に留まらないポップスアルバムとして、評価されている一枚です。
A Christmas Gift for You from Phil Spector
Phil Spector

とまあ、駆け足でお届けしましたが、コンピレーションアルバムも沢山出ている事ですし、行事に追われるのではなく、気軽にクリスマスには音楽を楽しんでいただきたいもんです。
※ 実は今年、所持しているクリスマス音源でクリスマスアルバムをコンパイルするつもりだったのですが、時間が全然足りませんでした・・・
来年こそは作ってみたいと思いながらも、また口だけになりそうだなと思ったり思わなかったりです。