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2006年12月28日

中小企業診断士の先生と社会保険労務士の先生に会いに行く!

中小企業診断士の先生と社会保険労務士の先生にお会いする事が出来ました。

色々相談に乗ってもらう事で、サイト作成に直接関係が無いところでも勉強になりました。

社会保険労務士の先生には雇用に関する助成金に関してのアドバイスを頂きました。私自身も少し勘違いをしている部分があったのですが、社会保険労務士が主にアドバイスが出来る分野はあくまでも厚生労働省管轄の雇用に関する部分であって、新規事業や事業拡張に対する補助金・助成金は管轄外になります。
新規事業に関しては経済産業省の管轄になるので、この辺は日を改めて中小企業診断士の先生にアドバイスを頂きました。

来年度に申請できそうな補助金・助成金関連を幾つか紹介して頂いたので、来年から申請に向けて動いていく事になりそうです。
また、県庁の経営金融課にも足を運び、県の中小企業に対する補助金・助成金にも当たります。

当たっていくうちに企画も煮詰まっていくでしょうし、何かまた新しい展開も生まれるかもしれません。

これで今年のサイト作成に関しての動きは、ほぼ終了です。

今年一年間、というよりサイト立ち上げを企画して未だ数ヶ月ですが、これだけ音楽の事を考えた年は無かったと思います。
来年が本格的に活動が始まる一年になると思うので、このブログをご覧の皆様、どうぞ生温かくでもいいので見守ってください。
そして、今自分達が聴いている音楽がいつまでも多くの人の生活の中で鳴り続ける為に、作ろうとしているサイトが少しでも役に立てばいいなと思います。
『音楽データベースをみんなで作ろう』という企画に興味をお持ちの方は少しだけ力を貸して頂ければ幸いです。



引き続き、サイト作成に協力してくださるサイト様を募集しております(サイトが出来れば会員登録するよー くらいの気持ちで大丈夫ですので)。当サイト『音楽データベースをみんなで作ろう』をサイト内でご紹介頂くか、リンクを貼って頂ければ、こちらでもリンクを貼らせて頂きますので、ご一報下さい。

mixi内にコミュニティも作っておりますので、そちらもどうぞ宜しくお願いいたします。
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2006年12月27日

Tilly and the Wallが奏でる音楽の可能性

ファンクを生み出したジェームスブラウンが天に召されました。
私は幸運にも一度だけジェームスブラウンのライブを見たことがあるのですが、エネルギーに満ち溢れて圧倒的な空間がそこにあり、コッテリと濃厚な世界観をまざまざと見せ付けられました。

HIP HOPもそうだったように新しいジャンルが生まれる瞬間には他を寄せ付けない圧倒的な力が働くのでしょう。

もしかすると、完全にオリジナルの音楽というものは今後この世に誕生しないかもしれません。
だけどそれを嘆くのではなく、様々な音の要素とメロディを紡いでいく事で生まれ変わった音楽を、素直に喜んで楽しむ事の方が大切なのかもしれません。

Tilly and the Wallというバンドはそんな音楽の可能性と楽しみ方を提示してくれたバンドといえるでしょう。このバンドは何とドラムの代わりにタップダンスをリズムの中心においています。これが思わず微笑がこぼれてくるほど素晴らしく、ありそうでその発想はなかったタイプのバンドがロックとタップの出会いを素敵に演出してくれています。
タップ担当のジェイミー・ウィリアムスのタップはリズムを刻みながらも歌うように軽やかに、そして駆け上がるように音楽を奏でています。
最新アルバムの「Bottoms of Barrels」は全体を通して、まるで楽団を見ているような錯覚に陥るほど、ライブ感のあるアルバムだと思いますが、中でもウォール・オブ・サウンド風の「Sing Song Along」は出色の出来です。

そこには魔法に掛かったようにポップなメロディがロックだけに収まらず、カントリーやエレクトロまでを飲み込んで鳴り響いています。

Tilly and the Wallのようなバンドが生まれてくる事に音楽の無限の可能性を感じるし、まだまだ音楽を聴き続けなければならないと感じさせてくれるのです。
Bottoms of Barrels
Tilly and the Wall
B000F3AJSK


ウォール・オブ・サウンドといえば先日もご紹介した、Phil Spectorですが、今ならアメリカの本家amazonやマーケットプレイスでは4枚組のBOXセット(クリスマスアルバムも入ってます)を格安(3000円以内)で手に入れる事ができますので、興味のある方はこちらもぜひ。

Back to Mono (1958-1969)Back to Mono (1958-1969)
Phil Spector


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2006年12月26日

オリコン訴訟問題の続きと2006ビルボード年間チャート

12/20の記事の続き

自分の想像以上にオリコン訴訟問題はネット界で広がりを見せています。

前のエントリーで
オリコンは中立であるべきチャートを管理する機関ですから、その調査・集計方法等の透明性は誰が見ても分かりやすく、かつ細やかなものでなくてはならないと思います。

と書いたのですが、音楽配信メモさんでのこの記事では統計調査の「無作為抽出法」と「有意抽出法」に関して指摘があります。確かに「有意抽出法」で完全にガラス張りにしてしまうと逆に情報操作の可能性を露見してしまう事になるので、それはそれで問題だとは思いますが、何よりオリコンの社会的信頼度を上げる為に必要な事は、訴訟でなく一般の人に分かりやすい形で情報を公開する事だと思います。
ですので、オリコンがランキング算出方法等で企業秘密の部分も残していきつつも調査・集計方法の情報を積極的に開示していく企業姿勢を打ち出していければ、事態も良い方向に向かう気がします。

今のところ誰も得をする事のないこの裁判が、双方が納得する形で解決へ向かえば良いのですが。


ということで、ランキングの話のついでにビルボードの今年の年間チャートをご紹介します。

ビルボード2006シングル年間売り上げベスト10

1 Daniel Powter / BAD DAY
2 Sean Paul / TEMPERATURE
3 Nelly Furtado Featuring Timbaland / PROMISCUOUS
4 James Blunt / YOU'RE BEAUTIFUL
5 Shakira Featuring Wyclef Jean / HIPS DON'T LIE
6 Natasha Bedingfield / UNWRITTEN
7 Gnarls Barkley / CRAZY
8 Chamillionaire Featuring Krayzie Bone / RIDIN'
9 Justin Timberlake / SEXYBACK
10 Beyonce Featuring Slim Thug / CHECK ON IT

ビルボード2006アルバム年間売り上げベスト10

1 Carrie Underwood / SOME HEARTS
2 Soundtrack / HIGH SCHOOL MUSICAL
3 Nickelback / ALL THE RIGHT REASONS
4 Rascal Flatts / ME AND MY GANG
5 Mary J. Blige / THE BREAKTHROUGH
6 Eminem / CURTAIN CALL: THE HITS
7 James Blunt / BACK TO BEDLAM
8 Kenny Chesney / THE ROAD AND THE RADIO
9 Johnny Cash / THE LEGEND OF JOHNNY CASH
10 Kelly Clarkson / BREAKAWAY

こうしてみてみるとR&B、HIPHOP勢が強いのは当然ですが、アルバムチャートではカントリー系も頑張っていますね。
一番弱いのはROCKのジャンルでNickelbackくらいしか名前が出てきません・・・とても興味深い集計ですが少し考えさせられます。
音楽はセールスだけが全てではないですが、セールスが伸びないと活動を続けるのが困難なの事も事実です。

音楽データベースを作る事が出来れば、本当に良い音楽を伝えられるでしょうか?

セールスに影響を与える事が出来るでしょうか?

その可能性は十分に秘めていると思います。

2006年12月23日

クリスマスアルバムを各種ご紹介

クリスマスなので、取り急ぎお勧めのクリスマスアルバムを(既に遅いかもですが)。

今年出たものではAimee Mannのカバーアルバムである「One More Drifter in the Snow」(オリジナルの楽曲は一曲のみ)が良い出来でした。
この手のカバーが中心になるアルバムは、当然ボーカリストの力量が問われる事になります。
私はAimee Mannの、透明感がありながらも凛とした声質がかなり好きですので、必然的にこのアルバムは琴線に触れることになります。
彼女の声を聞くと背筋がシャンと伸びるような気持ちになり、でもそれと同時にどこか暖かい気持ちになります。そんなボーカリストは稀有の存在ですので、興味のある方はぜひぜひオリジナルアルバムを聞いてみてください。

このアルバムを含め、Aimee Mannのアルバムのジャケットは良く分からないものが多いですのでジャケ買いはし辛いですが、毛嫌いせずにどうぞ。

One More Drifter in the Snow
Aimee Mann
B000IMUYEC


ジャケ買いしそうにないジャケ達一覧・・・
The Forgotten Arm

Lost in Space

I'm With Stupid

Whatever

さて、二枚目は昨年出たBrian Wilson「What I Really Want for Christmas」なんですが、これまたいかにもBrian Wilsonという内容でニヤニヤするしかないんですが、Brian Wilsonのいかにも神々しい声と聖夜のイメージってピッタリなんですよね。
その意味では近年出たものではクリスマスに最もマッチングしたアルバムといえるでしょう。


ちなみに先述のAimee Mannは夫のMichael Pennと「AN ALL-STAR TRIBUTE TO BRIAN WILSON」というDVDの中で「I Just Wasn’t Made For These Times」をカバーしています。

What I Really Want for Christmas
Brian Wilson
B000BC8TDM


最後にクリスマスの楽しさを表現するのなら、Phil Spector「A Christmas Gift for You from Phil Spector 」が定番中の定番だと思います。所謂、ウォール・オブ・サウンドの総決算的なアルバムともいえますし、ガールズグループだけの枠に留まらないポップスアルバムとして、評価されている一枚です。

A Christmas Gift for You from Phil Spector
Phil Spector
B000003BD7


とまあ、駆け足でお届けしましたが、コンピレーションアルバムも沢山出ている事ですし、行事に追われるのではなく、気軽にクリスマスには音楽を楽しんでいただきたいもんです。

※ 実は今年、所持しているクリスマス音源でクリスマスアルバムをコンパイルするつもりだったのですが、時間が全然足りませんでした・・・
来年こそは作ってみたいと思いながらも、また口だけになりそうだなと思ったり思わなかったりです。

2006年12月20日

オリコンが烏賀陽氏個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟の件

seesaaブログが丸一日以上メンテナンスでした。

音楽業界に関係の深いニュース「オリコンが烏賀陽氏個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟の件」について書こうと思ったんですが、タイミングを逃した感が・・・

取り急ぎ音楽配信メモのこの記事に詳しくあるので参照していただければ幸いです。

事のあらましは烏賀陽氏のサイトからを引用させていただきます。

■「オリコン」が烏賀陽個人を被告に5000万円の損害賠償訴訟■

意見が違うというだけで、企業が個人に5000万円を求めるなんて!

これは武富士と同じ手口の言論封殺の恫喝訴訟じゃないのか。オリコンは雑誌だってたくさん出しているのだから、烏賀陽の言うことが間違っているのなら「烏賀陽のいうことはウソです。なぜなら××」と反論すればいいのだ。それこそがまっとうな「言論」というものじゃないのか。意見の異なる者を高額訴訟で社会的に抹殺するなんてのは、民事司法の体裁をとった言論妨害じゃないのか。


緊急事態が起きました。どうか、みなさんのお知恵、お力を貸してください。

06年12月13日、月刊誌「サイゾー」編集部に東京地裁から損害賠償訴訟の訴状が送られてきました。原告は、音楽ヒットチャートでは知らない人のない巨大独占企業「オリコン」。その企業が、烏賀陽弘道という一個人に対して、5000万円という巨額の損害賠償金を支払うよう求める民事訴訟を同地裁に起こしたのです。

訴訟の対象になったのは、「サイゾー」06年4月号51ページの「ジャニーズは超VIP待遇!?事務所とオリコンの蜜月関係」という1ページの記事に掲載された烏賀陽のわずか20行ほどのコメントです。

これは、サイゾー編集部からの電話取材に対して、烏賀陽が話した内容を同編集部がまとめて文字化したものです(よって、内容は烏賀陽の原義とはかなり隔たっていますが、そのへんはひとまず置きます)。よって、烏賀陽が能動的に寄稿したものでも、執筆したものでもありません。

その中で、烏賀陽はオリコンのヒットチャートのあり方についていくつかの疑問を提示しています。ここにコメントしたことは、烏賀陽の取材経験でも、音楽業界内の複数のソースから何度も出た話で、特に目新しい話や驚くような話はひとつもありません。

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この訴訟には、いくつか露骨なまでの特徴があります。

(1)記事を掲載した「サイゾー」および発行元「インフォバーン」を訴訟対象にしていないこと。つまり烏賀陽個人だけを狙い撃ちしている。烏賀陽は前述の弁護士費用、訴訟準備などをすべて一人で負担しなければならないことになります。これではフリー記者としての活動を停止し、訴訟対策に専念しなくてはなりません。みなさん、ワタクシは生活費は一体どうやって稼げばよいのでしょう(笑)。

(2)この5000万円という金額は、応訴するために弁護士を雇うだけでも着手金が219万円かかるというおそるべき額です(そんな貯金あるわけないですがな=笑)。裁判で負ければ、烏賀陽はジャーナリストとしての信用を失い、職業的生命を抹殺されてしまうばかりか、賠償金を払えず、社会的生命をも抹殺されかねない恐れがあります。


どこかで聞いた覚えはありませんか? そう。これは、ジャーナリストの批判を封じるための恫喝を目的とした、消費者金融・武富士がかつて行ったのと同じ手法の、恫喝訴訟と言えるでしょう(武富士訴訟ではジャーナリスト側が勝訴し、逆に武富士を訴えて勝っています)。

http://www.kinyobi.co.jp/takefuji

(3)しかも、訴状をどうひっくり返して読んでも、なぜ5000万円の損害を受けたのかという計算の合理的根拠はまったくどこにも書いてありません。ずさん、というより、相手が払えない(そしてビビる)高額であればそれでいいという額をテキトーに選んだ印象を受けます。

(4)烏賀陽は一貫して「レコード会社の宣伝・営業担当者にはオリコンの数字を操作しようとする良からぬ輩もいる=オリコンは被害者である」という立場を取っているし、文意からもそれは明らかなのに、なぜかオリコンはそれを無視し烏賀陽の記事が自社の信用を損なったと主張していること。

(5)裁判の証拠書類として、烏賀陽が「アエラ」03年2月3日号に書いたオリコンの記事が添付されていました。

http://ugaya.com/private/music_jpopcolumn18.html

これはオリコンのデータとPOSデータ(サウンドスキャン社)のデータが乖離しているのはなぜか?という疑問を提示したものです。この記事も当時オリコンの小池恒右社長の憤激を買いました(社長直々にお怒りの電話を頂戴しました)ので、烏賀陽がオリコンの「好ましからざる人物」にリストアップされていたことは間違いありません(過去に取材拒否もあり)。

(6)オリコンは「オリジナル・コンフィデンス」はじめ多数の出版物を出す出版社でもあります。ですから、もし「ウガヤのいうことはウソだ」というのなら、そこの紙面上で思う存分「ウガヤの言っていることはウソです、なぜなら××」と意見を述べればいい。ぼくもまたどこかの媒体で反論します。これこそが正統な「言論」でありませんか。それこそが正当な出版社のすべきことではありませんか。
意見が違うものは高額の恫喝訴訟で黙らせる、というのは民事司法を使った暴力に近い。

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みなさん。ぼくはずぼらなので「運動」とか「闘争」とか「たたかい」とかとは縁遠い人間ですが、この訴訟はいくらなんでもひどすぎる。あまりに露骨な言論妨害だ。言論・表現の自由という基本的人権を蹂躙している(それも音楽という表現世界で商売をしている企業が!)。

もしこの種の恫喝訴訟がまかり通るようになれば、フリー記者には(いや、あるいは社員記者もできなくなるかも)企業批判はまったくできなくなります。

いやそれどころか、雑誌の求めに応じてコメントひとつしても、5000万円なのですよ。コメントすらできないではありませんか。

そんな時代が来てほしいですか?ぼくはいやです。

これが言論の自由へのテロでなくて何でしょう。民主主義の破壊でなくて何でしょう。これは体を張ってでも阻止せねばなりません。

というわけで、みなさん。長々とすみません。お忙しいところ本当に恐縮ですが、どうかお知恵とお力を貸してください。ご希望の方には訴状そのほか資料をお届けします。

どうか無視しないでください。助けてください。ぼくも2,3日前まではこんな話は(けしからんことに)他人事だと思っていたのです。でも、こんな恐ろしいことが、いつ、どこでみなさんの上に厄災として降りかかるかわからない時代になってきたようです。

長文失礼しました。ご静聴に感謝します。

現在はオリコンからのプレスリリースも出てますので、双方の言い分の比較が出来ます。

個人的には、オリコンのチャートに常にキナ臭い噂が付きまとう理由がこの事件に見え隠れしているように思います。
この裁判は恐らく大きな話題を呼ぶでしょうが、オリコンにとってはイメージダウンにしかならないと思います。
オリコンは中立であるべきチャートを管理する機関ですから、その調査・集計方法等の透明性は誰が見ても分かりやすく、かつ細やかなものでなくてはならないと思います。その点でいえば、オリコンが主張する
弊社は、調査方法について昭和43年のランキング開始時以来明示しています。またその調査店についても平成15年7月以降、弊社のWEBサイト、雑誌等のメディアにおいて開示しています(3,020店)。さらに、調査方法については、他社メディアの取材にも応じています。

この説明では十分ではないと感じます。
オリコンがビルボードほどの権威を持ち得ないのは、その辺にも原因があるのではないでしょうか?(蛇足ですが、ビルボード総合チャートはセールス25%、ラジオのエアプレイ75%の比率で集計されていて、集計方法に不透明な部分もあるらしいのですが、長きに渡りアメリカの音楽業界に影響を与え続けています)

また、いかにも吹っかけた感のある5000万という金額にも違和感と威圧感を感じます。誰が見ても明らかにこれほどの金額の損害を被ったとは思えない損害賠償の金額ですので、その金額の内訳も知りたいものです。

どちらにせよ、音楽のフォーマットが多岐にわたる昨今ですので、チャートの調査・集計方法の見直しと公開は必要な事です。

なんにせよ、「データとして価値がないチャートなんて、単なる広告と文字の羅列だぜ」

と思うわけであります。
ラベル:オリコン 烏賀陽

2006年12月16日

東芝EMIの株式売却に関して

東芝が関連会社の東芝EMI株式を全て、英音楽大手EMIグループまたはその傘下会社に売却する事を発表しました。

表向きは「音楽コンテンツ事業は、東芝グループの他の事業との関連性が薄い」という事を株式売却の理由として挙げているそうですが、東芝はHDDオーディオプレーヤーのgigabeatにも力を入れていますので、理由としては不可解です。
ですので、この売却の背景には東芝EMIのCDの売上の低迷がある事は簡単に読み取れます。


東芝EMI所属の日本のアーティストでセールス力が一番高いアーティストは宇多田ヒカルですが、そのセールスにも陰りが見えます。
それに次ぐ売上を叩きだせるアーティストは、氣志團、GLAY、東京事変あたりのグループになるのですが、当然、全盛期の売上にはほど遠い数字しかあがって来ていません。
また、これらのアーティストを凌ぐ、新しいアーティストがほとんど出てきていないというのが東芝EMIの現状です。

一方洋楽部門でも、Beatles頼みの現状が浮き彫りになっており、新作と銘打った「Love」が日本でも思ったほど売上が伸びていない事もマイナス要因となっていると思います。
「Love」に関して言わせてもらえば、あのアルバムを買うのであればBeatlesの他のアルバムを買い揃える方が価値があるし、Beatlesを知らない世代があのアルバムからに入る事はないでしょうから、セールス面で過剰な期待が出来る作品ではありません。

あちらこちらでいわれている通り

1、良く出来ている
2、音も良い
3、でもこれを出すならオリジナルアルバムのリマスターを


これ以上でも以下でもない作品だと思います。

もちろん、そこに注がれたジョージ・マーティンの労力や愛情を感じる作品ではあるので、Beatlesを聞き込んだ人にはお勧めできるのですが、初めて Beatlesを聞く人にはとても勧められる作品ではありません。


現在の東芝EMIの所属洋楽アーティストは以下の通りですが、
Ak'SenT
All Saints
Asian Dub Foundation
The Beach Boys
Beastie Boys
The Beatles
Beenie Man
Ben Harper
Blue
Blur
Brooke Valentine
Caesars
The Chemical Brothers
Cherish
Chingy
Clementine
Cliff Richard
Coldplay
Corinne Bailey Rae
Crazy Frog
Daft Punk
David Bowie
Dem Franchize Boyz
The Departure
Depeche Mode
The Divine Comedy
Duncan James
Faith Evans
Fat Joe
George Harrison
Gorillaz
Graham Coxon
Ice Cube
Iron Maiden
Jamelia
Janet Jackson
JAPAN
John Lennon
Joss Stone
Kate Bush
Kelis
Keri Noble
KiKi
The Kooks
KOЯN
Kraftwerk
KT Tunstall
Kylie Minogue
Lenny Kravitz
LeToya
Lily Allen
Machoman
Madredeus
The Magic Numbers
Mando Diao
Marisa Monte
Massive Attack
The Michael Schenker Group
Moby
Morningwood
The Music
N.E.R.D
Norah Jones
OK Go
Paul McCartney
Pharrell Williams
Pet Shop Boys
Phoenix
Placebo
Queen
Radiohead
Richard Julian
Ringo Starr
Robbie Williams
Rolling Stones
Royksopp
Sarah Brightman
Sean Lennon
Sigur Ros
Simon Webbe
Skye Sweetnam
The Spinto Band
Stacie Orrico
The Summer Obsession
Thalia
Tristan Prettyman
Underoath
Van Hunt
Vanilla Ninja
The Ventures
The Vines
We Are Scientists
Yellowcard

特にジャンルや方向性に一貫性はみられず、世界的に有名なアーティストも並んで入るのですが、セールスには結びついてないように感じます。
例えばこの中で、比較的新しいバンドでセールスが見込めるバンドはColdplayだと思うのですが、世界的に大ヒットした前作や前々作の日本でのセールスは決して芳しくありません。
ただ、邦楽に比べると洋楽の方がKT TunstallLily Allenなど新人女性アーティストで優良なソフトは持っているので、今後はこのあたりに希望を見出すしかないのではないかと思います。
ただ、KT TunstallLily AllenOK GOなどはインターネット上では早くから話題になっていましたので、肝心の日本盤が流通していなかったり、プロモーション不足だった事は否めず、今頃になって慌てて新装盤を出しても、旬を過ぎて慌ててブームに乗っかろうとした感は否めないので、この辺がもっとタイムリーに連動できるようにならないと駄目でしょう。

CCCDの件から迷走が深まった感のある東芝EMIですが、日本でも古株のレコード会社が完全外資に変わることで、どの様な影響があるのかは興味深いです。

オー・ノー(スペシャル・リイシュー)
OK GO

B000JLSUZ2

A Million Ways
OK Go
B000EBFMEO


それにしてもOK GOのメンバー構成はチープトリックを意識してないとはいわせないほどの素晴らしさ・・・

2006年12月14日

サイト作成資金を作る為・・・助成金関連

サイト作成経過で少しご報告です。

地元の商工会議所の方と話す機会があり、色々と相談に乗って貰っています。

来週中に一度、時間が出来れば中小企業診断士か社会保険労務士の先生に相談に行けそうです。

具体的には助成金関連の相談とビジネスプランの概要相談になりそうです。

助成金には様々な種類があり、自分のビジネスプランにマッチしたものがあれば申請するつもりです。かなりの数の助成金公募があるのですが、自分のプランが応募資格を満たしているのかが問題で、助成金の種類が多すぎる為、専門家の方に相談に行ってみないとわからない部分が大きいです。

結果はブログでもご報告するつもりですので、しばしお待ちを・・・
ラベル:商工会議所
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2006年12月08日

Bowling For Soupの愛すべきマンネリ「Great Burrito Extortion Case」

マンネリとはマンネリズム【mannerism】の略で手法が型にはまり、独創性や新鮮味がないこと。

大辞泉より

音楽業界でもマンネリという言葉は良く使われます。

長く音楽活動を続けていく内にマンネリと呼ばれるようになり、リスナーから飽きられる事は良くあることです。
逆にいえば作品に変化が出てくるのは、音楽活動を続ける過程において、当然の事だともいえます。

しかし、一概に変化する事が良いとは限らないのではないでしょうか?

最近の傾向として、アルバムごとに大きく様変わりするバンドやアーティストも増えてきたように感じます。変化する事で新鮮味を保ち、新しいリスナーを獲得する事は大切でしょうし、マーケティングの観点から見た場合、当然の事なのかも知れません。
そういった意味では同じ様な作品を作り続ける事は、セールス面においては非常にリスクの高い事だとも言えるでしょう。

ただ、ファーストアルバムで提示した方向を消化せず、音楽性を極める前にひたすらシフトチェンジする事で中途半端な作品を作り続けるのであれば、Ramonesのようにひたすらに一つの音楽性を極める方が多くの人の心にいつまでも残るのではないかとも思います。



さて、Bowling For Soupの新作「Great Burrito Extortion Case」が発売されました。
Bowling For Soupは既に10年以上のキャリアのあるアメリカのバンドですが、7枚目の前作が過去最高のセールスを記録あげています。


私が彼らを知ったのはメジャーデビューアルバム「Let's Do It for Johnny!」でまず最初に目を引いたのがメンバーのChris Burney/クリス・バーニーの巨漢でした。彼がドラムであると信じて疑わなかった自分ですが、後に彼がギター担当であると知って驚愕し、「お前がギターかよっ!」と思わず口に出したと共に、迂闊にも軽く感動してしまった事を覚えてます。

Let's Do It for Johnny!
Bowling for Soup
B00004SBRX


彼がギターであることによりこのバンドはパフォーマンスの面で大分得をしているでしょうし、事実グラミー賞のベスト・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞してます(彼に直接関係ないかもですが)。


少し話が逸れましたが、彼らの新作である「Great Burrito Extortion Case」はインディーズから数えて通算8枚目のアルバム(未発表曲やサントラ提供曲、Bサイド曲をコンパイルした“Bowling For Soup Goes To The Movies”を入れれば9枚目)になるのですが、基本的なサウンドはほとんど変わっていません。分かりやすいサウンドとメロディにユーモアと固有名詞を詰め込んだ歌詞。はたから見るとマンネリに見えるかもしれないほどの微笑ましいサウンドと歌が詰め込まれたアルバムですが、それを極める事によってボウリング・フォー・スープ節を確立した感があります。
また、今回のアルバムは外部から多くのプロデューサーや競作者を招いて製作されており、各プロデューサーが変化を加えることで楽曲に緩急が付き、アルバム全体のバランスを保っています。※Butch Walker、Adam Schlesinger(Fountains Of Wayne)、Mitch Allan(SR-71)、Stacy Jones(American Hi-Fi)などなどそうそうたるメンバーが参加。
Butch WalkerやAdam Schlesingerは素晴らしいプロデューサーではありますが、今作においてBowling For Soupが一人のプロデューサーに依存しなかった事は成功だったと言えるでしょう(Butch WalkerやAdam Schlesingerの最近の活動や作品を見る限りでは)。
今作でもハイスクール時代の悲喜交交を歌った「High School Never Ends」を始め、Bowling For Soupは一貫して恋愛と青さと眩しさとくだらなさを歌い続けます。
その音楽と人生を楽しもうとするスタイルこそが情けなくもあり、また潔くもあるのです。

人生で体験する複雑な人間関係の駆け引きって、つまりはハイスクールから始まっているんだ。

「とにかく5年ほど辛抱すれば、キミもそのころには変わってて、今の泣きたい状況も笑い飛ばせるようになるから」って、悩める若者に言ってあげたい。

日本盤ライナーJaret Reddick/ジャレット・リディック(Vo&G)のインタビューより引用


彼らの曲が苦しみを吹き飛ばし、微笑ましいほどポップなのは何故か?

答えはJaret Reddickのこの発言の中にある気がします。

Bowling for Soup Goes to the Movies
Bowling for Soup
B000BM6ARY


ブリトー強奪大事件
ボウリング・フォー・スープ
B000J10EHE

2006年12月01日

インディーズからの正しい返信。The Bluetones / The Bluetones

ファーストアルバムがある程度のセールスを伸ばしても、レコード会社から契約を切られ、いつの間にかインディーズや自主レーベルでの活動を強いられるアーティストが後を絶ちません。

レコード会社から契約を切られる場合は

1、広告費を掛けた割に一枚目のセールスが伸びなかった

2、最初は良かったが二枚目三枚目とセールスが伸びない

3、レコード会社の意向に沿ったアルバム内容もしくは製作ペースでない

大体この三点が大きな理由になります(まあセールス的な都合が多いです)。
もちろん、アーティスト側とレコード会社の意向が合わずに離脱や移籍するアーティストも数多くいます。

日本の音楽業界(特にロック系)では有名音楽雑誌でどれだけ取り上げられるかがセールスを握るといっても過言ではなく、その扱いやセールスの内容によっては日本のみで流通するアルバムを発売出来たりしますし、アルバムを大幅に先行発売する世界的アーティストも少なくありません。
日本ではドラマや映画の主題歌に洋楽が使われる事は多くありませんので、洋楽のセールスにおいては未だに紙媒体の影響が強いと思います。

しかし、最近ではインターネットの普及と共にネット上から人気が出るアーティスト(My spaceやブログ、Youtubeなど)が徐々に増えてきました。
これからはインターネットを使った販促を無視する事はできないと思いますし、徐々に紙媒体に依存しない独自の広がりが音楽業界に見られるようになると思います。
私自身、音楽業界は今後ネット上の口コミのマーケティングを重要視せざるをえないと思ってますし、その為に音楽データベースのような情報が集まる音楽専門のポータルサイトのようなものが必要になってくると思っています。


さて、今回ご紹介するイギリスのバンドThe Bluetonesも一枚目はイギリスでも日本の音楽雑誌でも大きく取り上げられ、UKチャートの1位を獲得したほどのバンドです。
しかし、枚数を重ねるにつれセールスも伸び悩み(といっても三枚目のアルバムもチャートベスト10に入ったようです)、そしていつの間にか日本の音楽雑誌からもほとんど無視される存在になってしまいました。
そんなThe Bluetonesが発売した五枚目のアルバム「The Bluetones」は原点に回帰しながらもしっかりと足場を固めた素晴らしい作品となっています。

日本でもそれなり人気があったThe Bluetonesですが、ロッキングオンという日本で有数の音楽雑誌の中で、当時の編集長である山崎洋一郎氏に、このように取り上げられた事があります。

僕が一番ショックを受けたのが、ロッキング・オンでは見た事のないヘヴィー・ロックやヒップホップのグループのそれなりに力が入ったクリップが流れているときにふと、ロッキング・オンではおなじみのブルートーンズのクリップがはさまった時だ。正直に言って、現在形のバンドとしてのアクチュアリティーも、そんなものはくそ食らえと言いきれる思い切った個性も、画面からは出ていなかった。オアシスやトラヴィス、ブラーやリチャード・アシュクロフトのクリップにはそんな事は全く感じなかった。いや、むしろ堂々としたUKらしさをふりまいていて頼もしかった。

〜中略〜

その時かかったブルートーンズの圧倒的な弱さ、中途半端さは自分の中でフォローできないほど明らかだった。僕はブルートーンズをコケにしたいわけではない。UKよりのリスナーの自分にとっては、彼らのUKバンドらしいたたずまいとしっくりなじむメロディには愛着と親近感がある。だが、その愛着と親近感にあまりにも寄りかかりすぎていたのではないか・・・

〜後略〜

ロッキングオン2000年 7月号 激刊!山崎
より引用

当時、この文章を読んだ時に何ともいえない違和感と嫌悪感を覚えた事を記憶しています。

全く対極であった当時のアメリカの音楽シーンを比較の対象に挙げているのですが、あまりにも比べる観点が突飛ですし、何を持って強さと中途半端さを推し量っているのかが不明瞭で、その辺に違和感を感じていました。
この文章では、あくまでも一個人の感想の域を出ていないですし、編集長の立場としてこの文章を誌面でわざわざ取り上げる必要性が希薄ではないかと思うと、何だかやりきれない気持ちになったのです。
もちろん、この後ロッキングオン誌でThe Bluetonesが大きく取り上げられる事がなかった事はありませんでした。

The Bluetonesの魅力はUKロック独自の弱さや儚さを持ちつつも、懐古主義にならない程度のビンテージ感をバランス良く鳴らしているところであり、山崎氏の述べている弱さや中途半端さと表裏一体な部分もあるのではないでしょうか?

さて、話を戻します。

The Bluetonesの新作「The Bluetones」は傑作です。

前作「Luxembourg」ではRamonesからの影響も口にしていたマーク・モリス(vo)ですが(実際にBeat On The Bratもカバーしてます)、前作で手にしたボトムの強さを消化しつつも、UKギターロックとしての集大成を今作で見せ付けました。
一曲目の「Surrendered」のように、ほぼ完璧なブルートーンズ節を聞かせながらも、ポップスとしての一つの方向性を打ち出した曲もあれば、前作の流れを汲んだ「Head On A Spike」もあり、一つのアイデアのみをこれでもかと推し進める従来のThe Bluetonesの手法を極めた先行シングルの「My Neighbor's House」もあり、それぞれの曲が違和感無くアルバムに溶け込んでます。
初期のThe Bluetonesの弱さから目を背けず、裏切らず、全てを乗り越えて進んでいこうとする強さが今作にはありますし、ギターロックバンドとしての意欲作であった前作「Luxembourg」と対を成す内容になっているので前作と一緒に聞いて見て頂きたいと思います。

Luxembourg
The Bluetones
B000F6ZFH2


あれから六年経ちました

これでもThe Bluetones

圧倒的に弱くて中途半端な存在でしょうか?


The Bluetones
The Bluetones

B000I5YVBG

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